女性エンジニアは、就職面接の際に性別を理由として不利に扱われるケースが少なく、採用後も男性と同じ条件でスキルアップを図れるといったメリットがあります。そのため、エンジニア職を目指す女性も多いようです。
女性エンジニアの採用や人材育成に力を注いでいる企業においては、就職後に長期にわたる研修を受けられたり、将来に役立つ業務を任せてもらえたりすることがあり、若年層の女性の求職者の間で関心が集まっています。
女性エンジニアの数や勤続年数については、それぞれの企業の主なITサービスの種類や事業規模などによって大きく異なります。そうした中、なるべく同じ職場でエンジニアとして勤務を続けたい人は、就職活動を通じて色々なIT企業の女性社員の働き方についてじっくりと検討することが肝心です。
また、優れた能力や豊富な実務経験がある女性のエンジニアは転職先に困ることが無く、勤務先の待遇に不満がある場合にすぐに新しい職場に移ることも可能です。IT業界では、職種によって女性エンジニアを対象としたヘッドハンティングが行われることもあり、1つの職場で10年以上の実務経験がある人や、プロジェクトのリーダーを担当したことがある人は、基本給や手当などにこだわって転職しやすい状況となっています。
なお、都市部には社内に女性社員を対象とした託児所が設置されているところや、希望通りに育児休暇などの1年を超える休暇の申請ができるところもあるため、余裕を持って女性に優しい企業の特徴を把握することが大切です。
このように、エンジニア職は今、性差を超えて注目を集めていますが、女性の転職事情と目指す前に知っておくべきことを理解しておくと、よりスムーズに動くことができるでしょう。